こんにちは! 竹花・清水に引き続き、今回は上野が道具紹介をしていきたいと思います。
僕が紹介するのはシガーボックスとデビルスティックです! とは言っても、前の2つの道具紹介で取り上げさせてもらった道具と比べて、このシガーボックスとデビルスティックはなかなか耳にすることがない道具なのではないでしょうか? この二つの道具は形状も少し、皆さんが見知っているようなジャグリング道具とは違っているかもしれません。今回はそんな風変わりな道具を紹介できればと思っています。
まず紹介するのは、シガーボックスです!形は長方形の箱のような形で、箱型のティッシュを思い浮かべてもらえれば、想像しやすいのではないかと思います。元々シガーボックスとはその名の通り、葉巻を入れておく箱という意味です。この葉巻を入れておく箱で今のシガーボックスのような技が行われていたかどうかは不明ですが、ジャグリングにおけるシガーボックスが、こうした身近な生活の道具から生まれたことは確かです。そして、シガーボックスは基本的に3つの箱を操る技が多く、3つの箱を並べて両端の箱を手に持ち、真ん中の箱を両端の箱ではさみながら立ち上がった状態が、シガーボックスの基本的な姿勢です。そこから真ん中の箱と手に持っている端の箱とを入れ替えたり、両端の箱を入れ替えたり、持っている箱を回転させたりと、色々な技へと発展していきます! また、シガーボックスを初めて目にしたという人の中には、磁石で張り付いているのではないかという風に考える方もいますが、磁石であったり、マジックテープといった類のものはなく、あくまでも腕の力でシガーボックスを支えています! ダイナミックな動きと、技が成功した時のコンッ! という音の響きは、ぜひ一度目にして体感してほしいですね!
続いてはデビルスティックです! デビルスティックという字面だけを見ると、とてもジャグリングをするときに使われる道具のようには聞こえませんが、実はこれも立派なジャグリング道具なのです! デビルスティックは両手に持った2つの棒を使って、1つの棒を宙に浮かせ続けるという基本動作からスタートします。その時、棒が叩かれながらも空中に留まった状態をキープするので、デビルスティックを一度も見たことない人は、もしかしたらマジックの一種なのではないかと思うかもしれません。デビルスティックの技は、その空中に浮かした一本の棒を自在に操るというものが多いです。足の下や体の後ろで棒を空中に留め続けたり、上に叩き上げたりして、浮いている棒がとても不思議な動きをします。また上級者になると、両手に持った棒で浮かし続けていた真ん中の棒を片手だけで浮かし続けることも出来てしまいます! そんなこんなのデビルスティックですが、実は意外と難しく、両手に持った棒で1つの棒を浮かし続けるという最初の基本動作でさえ、習得に時間がかかります。そのためジャグラーからは、努力と結果が釣り合っていない忍耐棒デビルスティック出来るの? すごい! と言われることもしばしばあります。ただし難しい分達成感はとてもあるので、ジャグリングを始めてみたいという方は臆せず、デビルスティックに挑戦してみてください!
以上で道具紹介は終わりです。次回からはJDL2017の演者紹介になりますので、ぜひそちらの方も楽しみにしていてください!